春の回想録
むかし、家族みたいに感じてた友達がいたんだけど、ある日いきなりいなくなっちゃって、ほんとに突然で、そりゃあもう心にすっかり穴が空いちゃって、どれだけ長く濃く一緒にいても、人ってこんな簡単にいなくなっちゃうんだなっておもって、それからあまり人を信じなくなって、学校とかで楽しく過ごしててもふいに涙が出ることがあって、家だとなおさらで、諦めることが増えて、1年経って今でも夢に出てきたりするんだけど、少し前にまたおんなじようなことがあって、わたしはあの時と同じように、その子の跡を眺めてることしか出来なかった、もういいやしょうがないや壊れたものはもう戻らないからって
それからちょっと経って、その子がいきなりわたしの家に来て手紙をくれた、わたしはそれを読みながら泣いた、返事はすぐに書いたけど出そうか迷って結局今も手元にある、なんのはなしかっていうと、壊れたものはこの世にたくさんあるけど、元通りにならなくても またいのちを吹き込むことが出来るものもあるとおもうってこと
わたしはきっと手紙の返事を届けると思う
桜が散る前に。
夏の迷い
お久しぶりです。
何者にもなれなかった人の声で傷付くのはもう嫌だとまた1つ名前を捨てたはずが、思いも寄らぬ形で戻って参りました。
どこにいてもどんな名前でも、わたしはわたしだし、
たぶんこれからも周りは変わらずたくさんの愛とすこしの狂気で溢れるわけだから、もういっか、というきもちです。
夏は好きです。終わりを感じるのはさみしいけれど、また来年も夏が来る。しばしの辛抱。
そんなことよりも人の気持ちの方がずっとむずかしくてめんどうだとおもいました
昔から誹謗中傷の的にされやすかったけれど、もう疲れた。こりごりだ。疑うのにも労力がいる。開き直って、自分の努力じゃどうにもならないこともあるよなって考えてます。はいはい、全部夏のせい。
きのうは水風船で遊んだ後にパピコはんぶんこして食べたので今年の夏も無事終われそうです。
ではまた。
恋の終わりに
今年の初め。
元旦から始まった、わたしのアバンチュールが 静かに幕を閉じた。
よくある恋の終わりとしては、及第点はもらえるだろうか。
彼は私の心をいとも簡単に奪い、そうして、繋ぎ止めておかなかった。
ずるいひとだな、と思った。
ずるいひとだったな、と思う。
この恋が、自分を大切に出来ないものだと知っていながら、なかなか手放すことが出来ずに今日まで来てしまったのは、彼の優しさだけではなく、微睡みの中で甘い香りに包まれ過ごしたあの夕暮れ時のせいではないと思いたい。
泥沼でも、闇でも、
わたしはこうして過去にして。
今日も笑うし明日も生きる。
わたしの中で消えていった小さなキラキラをかき集めて、いつか、宇宙になれ。
ほんとのところ
放課後
氷の中で反射するメロンソーダを覗き込みながら 答えの決まっている話を、サイゼリヤの一角で ぼんやり聞いていた。
こんなときは、自分がどうしようもなく情けなく思う。
振り切るだけの強さがあったなら。いっそ潔く自分一人を愛せたのなら。
中途半端な自己愛が、曖昧に笑う君を赦してしまう、あの子を殺せない。
赦してしまったら、なんだか自分が可哀想に思えて、ここまで来てしまった。
離れていったひとのことなんて思い出したってしょうがないのだから、とキャパオーバーの心に無理にしまい込んだせいで、少しの風で大きく揺れる。揺れた隙間から 壊れた破片が牙を剝く。
いつだって、赦されたかったのは私だったのかもしれない。
弱い自分を隠すために笑った、いつしかどこまでが本当の自分かわからなくなっていた。それでも居場所が無いよりはずっとずっとマシだから。たとえそれが見せかけのものでも、たくさんの笑顔の中心にあれるなら、それでよかった。
それでよかったはずだった。
信頼できるのは自分だけ、いつしかそう思うようになって どれくらいが経つのだろうか。
涙で霞んだ視界には、
深いメロンソーダの海が映っていた。
はじまりはじまり。
日々の想いを綴るための日記、回想録です。
午前零時過ぎ。
静かな夜に独り更けるのが寂しくなり、思いつきでブログ開設。
放課後というロマン溢れる響き、メロンソーダの甘く弾ける可愛さがすき。それだけ
センチメンタルガールの戯言です。どうぞよしなに。